イジワルなキミの腕の中で
からかうように
でも嬉しそうな航希先輩の横顔に
胸がキューッと締め付けられる。
ドキドキして
全身に火が付いたみたいに熱い。
見透かすようなその瞳。
イタズラな笑顔。
耳に光るピアス。
やんちゃな風貌。
キリッとしたその整った顔立ち。
全部にドキドキさせられる。
一瞬で心が持っていかれる。
余裕さを見せる航希先輩は平然としていて。
まるで私だけが好きみたいでなんだか悔しいけど、それでもいいんだ。
伝えたいことは全部伝えようって決めてるから。