神様のおもちゃ箱
歳の差、歳の差、歳の差――――。
しんどい。しんどい。しんどい。
苦しい。
何だかため息までぎこちない。
もう、うんざりだ。
俺はミルクティーの蓋を開け、勢いよくペットボトルを傾けて乾いた喉を潤したが、すぐにむせて咳き込んだ。
無様だ。
焼もちなんて、嫉妬なんて、ガキすぎる。
これじゃあ、ますます由紀子さんに子供扱いされてしまう。
でも…でも。
ムカつくんだよ。イライラすんだよ。
何だよ。
どうすればいいんだよ。
どうしても、心のモヤモヤは消えない。
どうやったら、もっと大人になれるんだろう。
近づけるんだろう。
どうやったら。
「かっこ悪…」
言いようのない虚しさが、重く体にのし掛かっていた。