エリートな彼に恋してる。(更新停止中)
とあるバッティングセンターに、あたしたちはいた。
バッティングセンターなんて来たことがない。
野球すらしたことがない。
そんなあたしが力強くバットを振っても球には当たらなかったけど。
だけど、気分がスカッとした。
もやもやが飛んで行く気がした。
そして……
ラスト一球。
飛び出した球は力強く振ったあたしのバットに当たり……
カキーン!!
軽やかな音を立てて遠くへと消えていった。
「よっしゃあ!」
海崎さんが叫び、あたしはハイタッチをしていた。
海崎さんは本当にいい先輩だ。
あたしをこうやって、さりげなく支えてくれる。
あたし、イライラしすぎて海崎さんにも迷惑をかけてしまったな。
今まで以上に仕事を頑張るのはいいことだけど 、周りの人に心配をかけるのは良くないよね。