エリートな彼に恋してる。(更新停止中)





そんな時……






「五階、バスケのかた!」




同フロアの別のグループの後輩があたしたちを呼んだ。

いよいよあたしたちの出番らしい。

ストレス解消には運動がいい。

本気でやってやる!





だけど、後輩はがっかりしたようにあたしを見た。




「女子力一人につき、二点ハンデがありますから。

あとは男性が頑張るので、無理しないでください」





むっかぁ~!!

バスケ部キャプテンのあたしによく言えるね?

大きい口を叩けないようにしてやる!





「はい、よろしくお願いします」





あたしはわざとらしい笑顔で答えていた。




そんな間も、奏は突っ立ったまま。

奏は真面目にやるのか。

それとも……






「一位になったら、ビアガーデン招待券ですよ?

頑張りましょう!」




後輩たちは張り切っていた。





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