エリートな彼に恋してる。(更新停止中)




ドリブルして攻める。

前に大きな男性が立ちはだかり……

不意に左に見えた人影。

あたしは、彼にキラーパスを放っていた。




バスケ部なら、簡単に取れる。

そして、その位置からスリーポイント……




そう思ったのに……




彼はボールをキャッチできず。

ボールはコートから外へ出た。






ちょっとやり過ぎたかな。

バスケ経験者じゃない人に、今のパスは……

そう思いながら彼を見て、あたしは唖然とした。




だって……

だって、そこに立っているのは、バスケ経験者のはずの奏だから。

あれだけ酙とOB戦について語っていた奏だから。





信じられない。

わざと?

それとも……?




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