エリートな彼に恋してる。(更新停止中)





それは、グレーの作業着だった。

あたしのものよりも大きめ。

寝ているあたしに、先輩がかけてくれたのかもしれない。

色々と迷惑をかけてしまったな。

胸の奥が痛んだ。

そして、何気なく胸に書いてある名前を見たとき……

あたしは凍り付いていた。





そこに書いてあった名前。



それは……



『中谷』



だったのだ。





ひたすら鼓動が速い。

動揺しているあたし。




なんで……

なんで中谷がこんなことを?

いや、きっと冷やかしだ。

解析しといてやったよ、的な無言の圧力だ。

こんなことまでして、自分の力を示そうとして。




中谷、本当に性格が悪い。


大っ嫌い!!








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