エリートな彼に恋してる。(更新停止中)
あたしの脳が奏と中谷を別人と判断した瞬間、すっきりした。
憧れのベーシスト酙と中谷が知り合いではないと思うと、気分が楽になった。
そうだよね。
仕事もプライベートも充実。
そんな都合のいいことはあり得ない。
あたしはこの場を立ち去ろうと腰を上げたが……
立った瞬間、頭にかぁーっとアルコールが上る。
まずい。
思ったよりも酔っているみたい。
必死で立とうと頑張るが……
身体が言うことを聞かず……
バタン……
あたしは音を立てて部屋の前に倒れていた。