エリートな彼に恋してる。(更新停止中)
「昨日のこと、忘れたとは言わせませんよ?」
「え?」
「俺に狂ってたくせに」
「えぇ!?」
「アンタの身体、なかなか良かったよ」
中谷はにやりと笑い、耳元で囁いた。
な……何言ってんの?
意味が分からない。
中谷、あたしをからかっているだけだよね。
ただの嘘だよね。
だけど……
身体の奥がぼーっと熱い。
そして、特有のダルさもある。
まさか……
まさか、あたし、本当に中谷と……
「先輩を馬鹿にするのもいい加減にして!」
思わずそう言っていたあたし。
昨日の出来事だけじゃない。
中谷が異動してきた時から思っていた。
中谷のふざけた態度。
あたしの小さな自尊心をチクチクと痛めつける。