エリートな彼に恋してる。(更新停止中)





「うぜー。まじでうぜー」




そう言って中谷は勝ち誇ったように微笑んだ。



背中がぞくっとして。

だけど、不覚にも色っぽいその顔に胸が熱くなってしまう。

あたしの馬鹿!!






あたしは中谷から身を引いた。

中谷は、そんなあたしの首元に手をかけ……

ぐいっとあたしを引っ張る。

男の力なんかに抵抗出来るはずもなく、無様に中谷の胸の中に倒れこんでしまうあたし。




何やってんの!?

馬鹿!

信じられない!!





でも……

中谷の胸は大きくて温かくて……

脳裏に浮かんだ。

昨日、この胸に抱かれたことを。

身体が一気に熱を持ち、心臓が止まりそうなほど速くなる。

あたしの身体、おかしいよ!!




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