エリートな彼に恋してる。(更新停止中)
ちらりと中谷のデスクを見る。
中谷は来ているようだが、どうやら今は席を外しているようで。
ホッとするあたしがいた。
だけど、中谷が帰ってくるのも時間の問題。
あたし、どんな顔をすればいいのだろう。
「篠山、最近参ってんなぁ」
海崎さんは同情の目であたしを見た。
そんな海崎さんの優しさに甘えてしまうあたし。
「そうなんです。
仕事も上手くいかないし、私生活もダメダメで……」
「そっか……。
じゃ、元気出すためにも飲みに行く?」
「本当ですか!?」
あたしは笑顔で海崎さんを見ていた。
海崎さんも笑いながらあたしを見ていた。
はぁー、なんて優しい先輩なの?
誰かと大違いだよ。