エリートな彼に恋してる。(更新停止中)
中谷が異動してきてから、いいことが一つもない。
諸悪の根源は中谷だ。
デスクに座り、製品の情報を読むあたし。
仕事に集中したくても、どうしても中谷が気になってしまう。
耐えられなくなって、ちらりと中谷を見る。
すると、中谷はいつも通り無表情でパソコンを見ていて。
いつも通りなのに、その顔を見ただけでかあっと顔が熱くなる。
何だろう、あたしの身体。
まるであたしじゃないみたい。
これも中谷のせいだ。
中谷……
マジで大嫌い!!
こんなあたしの怒りを鎮めてくれたのは、思わぬ人物だった。
「柑奈」
笑いながら遥々あたしのデスクまで来てくれた人……
それは、
「貴哉!」
だったのだ。