エリートな彼に恋してる。(更新停止中)




貴哉とあたし、そして海崎さんの間に笑いが起こる。

こんな日常が大好きだった。

みんなで笑い合い、楽しみながら仕事をしていた。




だけど……

それも変わってしまった。





斜め前、中谷の席から刺すような視線を感じる。

そのどす黒い視線を感じて、あたしたちは黙ってしまう。




「じ……じゃあね、柑奈」




貴哉はそう言って、逃げるように帰ってしまった。

海崎さんは困った顔をしてあたしを見た後、無言でパソコンの画面を見つめた。





あたしだけじゃない。

みんなが中谷にペースを乱されている。

中谷、エースなんて言うけど……

自分さえよければいい、最低男じゃん!







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