エリートな彼に恋してる。(更新停止中)
迎えたシュミレーションの時間。
フロアの端にある、専用のソフトの入ったパソコンの前に、あたしたちはいた。
中谷は相変わらずの仏頂面で。
斜め後ろから、あたしの入力するコードを眺めていた。
これじゃ、まるであたしが後輩。
あたしが中谷の指導を仰いでいるみたい。
あたしのイライラが増していく。
だけど……
中谷に見られていると思うと居心地が悪くて。
キーボードを打つ手が震えた。
心臓はずっとバクバク言って、いつ止まってもおかしくない。
早くこの時間を終えて、一目散に家に帰りたい!