カタオモイ




「エミノの部屋、俺大好きだなぁ。
エミノのにおいがしてさ」


「どこで手に入れたんですか?
私の住所を」


「勿論ハッキングさぁ。
エミノのことなら、なんでも調べ上げちゃうよ?」


「じゃあ、私の秘密も暴露しちゃいますね?

実は私も今朝、津くんの部屋に侵入しました。
ハッキングして住所手に入れて。
良いにおいがしました!」


「なぁーんだ、俺たち、同じことしているんだね」


「そうですね」


「ねぇエミノ、俺エミノが好きだ」


「私も好きですよ?」




私たちは初めてのキスなのに、濃いキスをした。

大好きな大好きな大好きな大好きな・・・

アナタとの、キス。





愛おしい・・・


愛おしい・・・



愛シテイルヨ・・・


愛シテイルヨ・・・











コノ世デイチバン、愛シテイルヨ?









< 23 / 38 >

この作品をシェア

pagetop