カタオモイ
「はい、手作りです。
私、両親がいなくて、独り暮らしをしているので」
「お、偶然だな。
俺も独り暮らしなんだ」
「じゃあ、津くんも、お弁当手作りですか?」
「俺はいつもコンビニ弁当。
最近味に飽きてきたところなんだ」
「そうなんですかー。
コンビニって、手軽に買えますから良いんですけど、やっぱり飽きちゃいますよね」
「あ!」
良い案を思いついたのか、長谷律くんが嬉しそうに笑った。
この笑顔も、独り占めです。
「エミノさ、俺に弁当作ってきてもらえねぇか?」
「わ、私がですか?」
「そう!
エミノの弁当美味そうだし。
俺も食べてみたくてさ。
エミノが作るの大変なら、良いんだけどさ」
わぁ・・・まさかの展開です!
「はい、わかりました!
明日から作ってきますね?」
「サンキュ!エミノ!!」
えへへ、嬉しいです!
そうだ!
このまま私、津くんをゲットしちゃいましょう!
家に帰ったら、早速明日のお弁当の献立を考えましょう!
その他にも、やることいっぱいで、嬉しいです!
滝川瑛美乃、最高ですね!!