白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
放っておけばガールズトーク……片方はそう呼ぶには若干違和感があるが……でも始めてしまいそうなので、勝手に話をまとめて促した。
仲良く話してもらうのは大いにいいけど、刹那は転校二日目で疲れも出ているだろう。
理波ちゃんも遅くまで大学にいたから、二人とも少しは休んだ方がいいと思った。
二人がメアドの交換をするのを待って、家を出た。
みんなのからかいに遭って、学校を出る時間もいつもより遅くなって、帰るときも少し回り道をして案内したりと、色々していたらから夜も深かった。
「ごめんな、話途中で終わらせちゃって。今度時間作るから」