白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】


が、結局。



「だからー、昨日のちっこい子は理波ちゃんって言って俺の姉。ここの大学部の二年生。

んで壱星と付き合ってます。ホントです」
 



物理部と文芸部の知能組が考えて、体育会系数名が実行したというアレな罠にかかって、

学校を出る前にとっ捕まった俺は教室に連れ戻され尋問されていた。
 



アレと言うのは、俺たち一年一組が学祭用に考えていたもので、まー小道具の一つ? だろうか。



ノリのいい奴らがちょっと使ってみるか、実験だーやってみよーぜーと言う勢いで実行してしまったらしい。




……恐ろしい子たち。



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