白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
夕飯は二人で作る。作るのは二人分だけでいい。
両親はいるけど食べないから。
食卓は今食べている二人の席しか、もうない。
「理波ちゃん、これ」
俺は、今日配られた中間考査の結果表を見せた。
「約束、通したからいいよね?」
俺はついにまっとしてしまった。理波ちゃんは紙を見ながら難しいをしている。
「半年間、十位以下に落ちなければバイトしてよし、だったよね?」
「………」