白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
「ええっ⁉ 俺ずっとこのメンタルにくることすんの⁉」
「世話焼きのお前にはぴったりだと思うが」
「何か違うと俺は思うよ!」
言葉の並びがおかしくなった。
気がしたけど、語順に縛られない日本語ならではの感覚だな。
………。
「一人でさっさと帰る気じゃないだろうな?」
ガシッと壱星の肩を摑んだ。
たぶん俺、今暗い笑顔ってやつだと思うよ。
「………」
壱星を黙らせた。うっしゃ。