白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】


「……俺とは世界が違うねえ」
 



でも。
 



……そういう奴を受け容れられるのも、《俺》であるべきなんだ。
 



俺は、俺の決めた俺でいる。




「雅風ー、グランド空いてるー」



「マジっ? 何やるー?」
 



掲示板から目をずらし、教室から出て来た恭輔(きょうすけ)たちに答える。



ふと、隣の教室の入り口辺りに三人の男子を見つけた。
 



あ、今視線合った。




「おーい、お前らもやんねー?」



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