白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】
名前は確か、輿石(こしいし)と河江(かわえ)、岸田(きしだ)。
三人は驚いたような顔をしたあと、いいのかと訊いていた。
「いいに決まってんじゃん。大勢のが楽しいし」
大勢のがぐだぐだになるまで楽しめるという持論があったりする、かもしれない。
三人も交えて、恭輔たちと一緒に階段を降りた。
ここで女子を巻き込むのはちょっとマズイかなと思ったから、遊びには誘わないでおいた。
こんだけ野郎が集まった中に女子が混じれば、さすがに高校にもなれば体格・体力とかで問題が出て来る。
そういう問題がない子もいるだろうけど、そういう特別扱いは判断がしにくい。