年上ヴァンパイア




「…うん。」


その時、観覧車の扉があく。
紫苑は私の手を取り、一緒に観覧車から降りる。


「ラブラブですね~。お二人さん。」


穂乃にそんなことを言われ、頬が赤くなったのが分かった。


「穂乃たちだって、すごく仲いいじゃん…。」


「あたりまえじゃん。
ね、かいくん。」


「ああ。」



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