年上ヴァンパイア




唇が離れると、紫苑が口を開く。


「いいこと教えてやるよ。」


「な、に…?」


「ずっと願ってろ。
俺がこっちに戻ってきますように、って。
そしたら、俺、すぐ戻ってこられると思う。」


「うん…。」


「でも、3日だけは我慢しろよ。
天界の奴らと話つけてくる。」


「わかった。」



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