年上ヴァンパイア
ヴァンパイアに初吸血される
「避けられたか…。」
その声と共に、私の目の前に男が現れた。
鋭い爪に長く延びた髪。
牙もあって、悪魔にしか見えない…。
私は藤咲くんに言われたことを思いだし、
首の印に手を当て、心の中で藤咲くんの名前を呼んだ。
10秒もしないうちに藤咲くんは来た。
「やっぱり来たか…。」
「久しぶりだな。」
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