国を作った女。








きっと、寝ている間にタッチパネルの画面を触っていたらしい。







それが母だったから良かったものの、
フリーダイヤルにでも掛けていたら最悪だっただろう。





一生の恥だ。








「ああ...お母さん?
ごめん、ボーッとしてた……
で、当選番号は?」








「あらなんだ……
あんたは話したい事ないの?」








「うん、忘れちった。」








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