乱舞〜舞うように戦う少女〜
「何しにって…
ただ、心配して………」
わかってる、そんなこと。
あんた達が、心の底から良いやつだってこと。
『でも………来るな。
近寄るな。
………部外者には、関係ない。』
どうしても、この、良く分からない感情の行き場が見つからなくて。
結局、あんた達に当たってしまう。
ごめんね………。
私は、人形なだけあって、
自分の感情の制御くらいできる。
だけど……一度壊れたら、………
もう、直らない。
殺気が、尋常じゃないほど出てる。
自分でも、分かる。
まだ、それが分かるうちは、良い方。
だけど……豹鬼の奴らは、
顔を真っ青にして、腰を抜かしてた。
中には……気絶してる奴も。