愛してしまった。
亜希奈はしばらく友達の家に泊まるとお母さんに嘘をついて荷物をまとめて家を出た。
お母さんも新しい父親と2人きりになりたいのか、泊りのことは止めなかった。
荷物をまとめて家を出た後、亜希奈は泣いていた。
家の外で待っていた奏太がそれに気づいた。
奏太は亜希奈の頬にある涙を手でふいた。
奏太
俺だって同じ気持ちなんだ。お前だけ泣くなんてずるいぞ?笑
亜希奈
…っ。
亜希奈が少しおさまったとこで奏太は亜希奈の荷物を持ち、手を引っ張って家まで連れて行った。