きっと貴方はあの子で
王子様が言った通り目の前には、大きな体育館があり。
既に入学式は、始まっていた
「あ、あの!ありがとうございました!」
「あぁ、じゃあな」
「待ってください!名前!名前を教えてください」
私は、お礼をしたくて名前を聞いた…はずなのに
《サァァァァ》
「2年、藤崎 理央…」
ドキッ\\\
サクラがサラサラと風に揺られ
私たちの間に流込む……
初めて会ったはずの
理央先輩に初めての恋をした