チキンガールとミントボーイ
長い廊下を通りすぎ、着いたのが私達の1-2の教室。


「おっはよぉー♪」

私と芹香ちゃんで挨拶をすると大抵の友達はちゃんと返してくれる。
まぁ、芹香ちゃん狙いで挨拶をする男子の方が多いけどね(汗)


「りん!芹香!おっそーい!」
「あ、みきおはよぉ♪」
「みきちゃんおはぁ♪」

この派手系ギャルは友達の立川みき(タチカワ ミキ)。
見た目と反してサバサバしててクール。だけど一途な子!


「おはぁ♪、ぢゃないわよ(汗) あれ?翔は?」
「…あー。あのばか?さぁね。」
「知らないならいいけど…どうしたの?」

私が翔という名前を聞いた瞬間の溢れるほどの不快感を察知してかみきはまたか。という顔をした。

「みきちゃん、あのね、りんちゃんはね…そのぉ…また翔くんにからかわれたみたいで…」

「またー?もー、あのばかは…というか、りんだけずるい…。…早くこないかな?」

「ほんとみきは一途よね!あのばかのどこがいいんやら。」

そう。みきはあのばか否、翔が好きなのである。
でも、あの様子じゃ翔はきっと気づいてないと思うな…。

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