2つ下の彼



「えー…

ミスミ高校3年ホルンパートの

タカナシリカです。

今日は久しぶりの中学校で

皆もどんな感じになってるのかなぁ

と思い学校にきました、

先生からもあった通り

16期の部長をやっていました。

大変な仕事というか

大変しかない仕事をやり

先生に怒られての毎日でした(笑)」


チラッと先生の方を見ると

そんなことしてないよ~!(笑)

と手をブンブン振っていた。

生徒もアハハッと笑いながら

先生を見ていた。

そんな光景がとっても輝いていて

思った事を口にしていた。


「…今の光景とても素敵です。」


先生や生徒も頭から?が出ていた。


「今の光景、みんなが団結

してる様に私は見えました。

昔、私は部長という立場なのにも

関わらず一人で突っ走り

周りを困らせていました。

中学の時はそれに気づかぬまま

卒業しミスミ高校の吹奏楽に

推薦で入り改めて学びました。

団結しないと上の大会には

行けないと、中学の時そんな

暴走してた私を何もかもカバーして

くれてたのは先生なんだな…と

気付かされました。

改めてミト先生

ありがとうございます。

…みなさんも今自分がどういう

行動をしてそれを周りが

迷惑してないか考えながら

行動にうつしてみてください。」



『はいッ!!!!!』


なんだか先生に

始めてハッキリ自分の気持ちを

言えた気がした。
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