2つ下の彼
2章✡キューピット君
他の教室で音出しをしたあと
いつもホルンが練習している
部屋へ向かう。
ガラッ
『わ!先輩!
来てくださったんですね!』
「うん、気晴らしにね(笑)
何か分からないこととかある?
聞くなら今のうちだよ~!(笑)」
私とは世代はかぶってないけど
とっても可愛い後輩達で
我先にと楽譜を持って聞いてくる。
そんな時間を過ごしていると
あっという間で
中学校は高校よりも
部活動が終わる時間が早く
もう片付けの準備になり
ミーティングしなければ
ならないから部室へ向かう。
その部室へ向かう最中
ある男の子が私に話しかけて来た。