ダレにも負けないぐらい愛してやる



『昨日は・・・泊めてくれてありがとう。それから話を沢山聞いてくれてありがとう。こんなに優しくされたのは、初めてで、どうすればいいのか分からなくて。

でも響さんだって子供がマンションに居れば色々と迷惑でしょ?


だって昨日・・・男の人と話している時、姉さん達には内緒にしときますって。もう十分です、もし対価が必要なら払います。それに響さんになら、いつ呼ばれても飛んできます』


スマホを打ち終わり、響さんの膝の上に置いた。すると車が停まりスマホを掴むとチラッと見てから停まっていた車が急発進する。

何処に行くの?


車は、さっきよりスピードをあげ入り組んだ狭い道を通ると駅に着いた。


そっか・・・そうだよね。助手席の窓を見つめながら下唇を噛み遠くを見つめた。


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