ダレにも負けないぐらい愛してやる


「似合うな、この服にしろ」

家で寛いだ後、私の持ってきた荷物を見て「今から出かけるぞ」そう言った後車に乗せられセレブ御用達のようなお店に入ると服を選んでいた。

『要らないよ』

響さんは、強引に私と服をフィッティングルームに押し込むから頬を膨らませながら袖を通しカーテンの隙間から顔を覗かせる。

「どうだ?」

私は頭を傾けカーテンを開け出ると響さんの前に立った。

「よし次」

響さんがスタッフに手を上げボソボソと話をはじめ、終わるとスタッフの人は、奥の部屋に行き数分すると何人かのスタッフが両手いっぱいの服や下着や靴を持って歩いてきた。

嬉しいけど、こんなに?

苦笑いをしながら響さんの顔を見つめ首を横に振って意思表示をする。






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