ダレにも負けないぐらい愛してやる

今まで、めんどくさくてノーワイヤーをつけてて、さっき買ってもらったのは、ワイヤーが入ってて、ちょっと自分の胸じゃないみたい。

「食べろよ」

ぼっと考えていると目の前に料理が並べられ、ちょっとどころか食べきれない程。

首を傾け響さんを見つめる「食べないと大きくならないぞ」そう言って胸あたりを見た。別に大きくならくてもいいもん。

ムムムっとしながら自分の取り皿に切り分けたお肉を入れてもらい口の中に運ぶ。


美味しいほんと美味しいよ。こんな美味しいお肉を食べたのは初めて笑いながら、ご飯を食べたのも久しぶり。ほんとだよ。

「陽織？」

名前を呼ばれ正面を見ると響さんは、指を伸ばし私の目辺りを拭いた。


「不味かったのか？」