鏡のキモチ~白雪姫に恋した鏡~
そして女王様は狂っていく
女王様は、白雪姫を殺すべく、猟師に白雪姫を殺してくるよう命じましたが、白雪姫はまだ7歳の幼子。
猟師は良心が痛み、白雪姫を殺すことができませんでした。
その後も何度も白雪姫を殺そうと、様々な手を使いましたが、うまくいきませんでした。
そして気づけば、殺すと決めてからもう数年も経ってしまい、ようやく毒りんごで白雪姫を殺せた頃には、女王様もなかなかの年になってしまいました。
それでもまだまだ美しくいられる年齢であるはずでした。
ですが、白雪姫を殺すことにばかり躍起になっていたせいか、体中痩せこけ、たくさんのしわが目立ち、お世辞にも美しいとは言えないほどまでになってしまっていたのです。