鏡のキモチ~白雪姫に恋した鏡~
さらには、白雪姫を殺すことにいっぱいいっぱいで、あれから女王様は魔法の鏡に問いかけることもせず、まったく鏡を見ていませんでした。
そして、ようやく白雪姫を殺すことに成功した女王様は、一番美しいのが誰か問いかけるべく、鏡の前に立ちました。
「……………………」
そこでようやく鏡を見た女王様は自分の姿にひどく驚きました。
「……………これ……が………今の………あたし……?…………う……そ………」
やつれきった自分を見て女王様は絶句するしかありませんでした。