続・銀髪姫と不良幹部
「依亜、しっかり捕まってろよ?」


「え?」


史音の言ってることがわからなかった。


なんでしっかり掴まるの?


ジェットコースターはゆっくりと減速し、上へと登って行く。


え、ちょっと待って。


これってまさか…。


合ったってほしくないけどっ!


でもこれって!!


上まで登りつめると、ジェットコースターはいったん止まり。


そして…一気に下り始めた。


「キャーーーーーーっ!!」


もう嫌ーっ!


「はぁ…はぁ…」


「依亜?大丈夫か?」


「う、うんっ。ちょっと休めば大丈夫…っ」


ジェットコースターを乗り終え、今はベンチで休憩中。


主に私がだけど。


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