続・銀髪姫と不良幹部
「…ねぇ、俺もう限界なんだけど」


突然私の後ろから聞こえた声。


「…そうだな、俺ももう限界だぜ」


……へ?


私の…後ろ?


「人の女に何してんだ、てめぇら」


「し、史音!?」


どうしてここに!?


ジュース買いに行ってたんじゃ!


でも私としては好都合。


本当、いいタイミングでくるよね~。


いいところ持って行かれちゃうよ。


あー、でも、状況的にへヤバイ…よね?


「おっ、君も可愛いじゃん!」


「君も一緒にお茶どう?」


…もしかして史音を女の子と思ってる?


うわー、命知らずな奴ら。


見事に史音の地雷踏んでるじゃん。


私は知らないからね。


自業自得ってもんでしょ。


「誰が女だ。俺は男だ!」


叫びと同時に、史音の鋭い蹴りが炸裂☆


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