続・銀髪姫と不良幹部
「依亜がそう言うならいいが…」


何かしぶしぶって感じだね。


そんなに嫌なの?


「それより史音、早く次に行こう?」


もうお昼を過ぎてる。


悲しいけど、時間は無限じゃないから。


だからこの話で終わらしたくない。


原因は私なんだけどね?


「そうだな、次は何を乗りたいんだ?」


んー、まだ決めてなかったや。


キョロキョロと周りを見渡す。


ん?あれは…。


「史音!あれ乗ろう!」


私の指差すもの、それは…。


「げっ、あれかよ…」


バイキングです!


「うん!」


いやー、だってさ?


みんな楽しそうなんだもん!


乗ってみたくなるじゃん?


まぁ、何か怖そうだけど…。


「ジェットコースター乗った後であれ乗るとか最強か」


「最強ですけど?」


ふっと笑って言う。


お互い顔を見合い、爆笑する。


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