続・銀髪姫と不良幹部
幸せの余韻に浸っていた私は、すっかり教室でのことを忘れていた。


私がどうしてイライラしていたのか。


あの日あったこと全てをこの時の私へすっかり忘れていたんだ。


本当、幸せって怖い。


なんでも忘れてしまうんだから。


そしてこの後、私は後悔することとなる。


あ、教室についた。


…ドア閉まってるから、何か入りにくい。


はぁ…。


史音と同じクラスだったらなー。


史音とはクラス違うからショックなんだよね…。


まぁ、文句言ったところでもう遅いけど。


ガラリと扉を開けると、みんながこっちを見た。


「夕凪さん!」


げっ、忘れてた。


幸せが一気に地獄になったよ。


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