続・銀髪姫と不良幹部
「依亜っ!?」


ふふふ、やってやったり!


「早かったですね」


「一大事って聞いたら、さすがに急いでくるよ」


「そうですね」


てか、史音と禅は私がくるの知らなかったのかな?


なんか、驚きで固まってますけど?


「…って、なんで依亜が!?」


「あ、動いた」


「僕が呼んだんですよ。総長には報告しないといけないですし」


雄吾の言葉に頷く。


これでも私、総長だし?


仲間が大変な時に、呑気に仕事なんてできますか。


「でもっ」


「大丈夫だから」


史音の言いたいことは分かってる。


だけど、仕事は次。


お父さんもそれは分かってるから、今だけは許してもらってるんだ。


よし、史音も静かになったところで本題に入りますか!


「雄吾、現状報告よろしく」


「はい。あの族が動き出したのはつい3日前です」


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