続・銀髪姫と不良幹部
「…基本的?」


『ああ。本来は60人いるかってくらいなんだが、抗争とかになるとどこから聞いたのか、人数が増えるんだ』


「傘下じゃないの?」


『髑髏にはない。…俺はどっかの組だと思っている』


組?


でもそれはありえる。


傘下ではないが、関わりがあり、助けているだけ…か。


『まぁ、俺の知ってるのはこれくらいだな』


「わかった!空にぃ、仕事中にごめんね?」


『妹の頼みだ。気にするな』


妹…か。


その言葉に口の端が緩むのがわかった。


「ふふ、ありがとう!」


『ん、無理はするなよ?』


「うん!」


それだけ言い、電話を切った。


< 132 / 232 >

この作品をシェア

pagetop