続・銀髪姫と不良幹部
でも向こうが族や組を率いてくるなら、それに対抗しないとこっちが危なくなる。


私のことに仲間を巻き込みたくない。


傷つけたくない。


それが一番の本音でもある。


だけどこのままでは私が…。


私にはまだ死ねない理由がたくさんある。


私を本当の子供のように接してくれるお父さんとお母さん。


私を拾って育ててくれつまだ恩を返してないし。


空にぃに拾ってくれたことのお礼もまだちゃんと言ってない。


狼鬼だって、戻ってきたばっかりで思い出作りもまだだ。


禅に勉強を教えてない。


あの子バカだからね…。


< 165 / 232 >

この作品をシェア

pagetop