続・銀髪姫と不良幹部
…きたか。


「お嬢、お待たせいたしやした」


「ううん、いいタイミング。…よろしく頼むよ」


「はい」


黒い服をきた数人の男たち。


はたから見たら怪しい人に見えるだろう。


だけど、これでもみんな榎本組の組員達なんだ。


本当は族の事に組が出るのもどうかと悩んだ。


だけど新たに髑髏の他にも組がくることがわかり、急遽呼んだのだ。


この際仕方ないし。


私は私のやるべきことをやるだけ。


「お嬢、組長が判断はお前に任せるとのことです」


「お父さん…」


お父さんはこの争いの犯人を知っている。


だからこそ、私に任せたんだ。


ちゃんと決着をつけるように。


ありがとう、お父さん…。


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