続・銀髪姫と不良幹部

｢ぐっ！！｣


｢ふぅ…｣


他の奴よりは強かったな。


身のこなしが軽い。


髑髏の副総長辺りだな。


力的にはだけど。


さてと、まだ終わったわけじゃねぇ。


〝あいつら〟はまだ出てきてねぇからな。


とりあえず何も出来ないように縛るか。


｢おい、三原組の奴らを縛っとけ｣


｢髑髏はどうしますか？｣


髑髏か…。


こいつらは弱いしな。


縛らなくてもいいだろう。


｢髑髏はいい｣


｢かしこまりました｣


とりあえずはひと休憩だな。


｢依亜、これからどうする？｣


｢とりあえずはひと休憩…だな。まっ、そんな時間はないだろうけど｣


｢は？｣


史音が不思議そうな顔で見てくる。


あーもしかして気づいてない感じか？


外にある2つの気配に…。