続・銀髪姫と不良幹部
「そりゃあ、最初は恨んだよ?自分の都合で産んだのに捨ててー!って」


だけど恨んではいけないと思ったんだ。


恨みはまた次の恨みを産むだけ。


私のようなものを増やしたくもなかった。


それに、恨んだっていいことはないしね。


前向きが一番!


「だけどね、暖かい家族が出来たから」


それはもうとっても暖かい家族。


「私を見つけてくれた空にぃ」


寒い中、私を見つけてくれた。



暖かさを与えてくれた人。


今では大事な私のたった1人のお兄ちゃん。


「…本当の娘のように可愛がってくれるお父さんとお母さん」


血の繋がりがないのに、養子にしてくれて、すごく可愛がってくれる。


お父さん達だったからこそ、お仕事を手伝おうと思えた。


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