続・銀髪姫と不良幹部
「雄吾、みんなを連れて倉庫に戻れ」


「わかりました」


そうだった。


ここは髑髏の倉庫だったんだ。


すっかり忘れてた。


「禅は瑠依を連れて一緒に倉庫に行け。喧嘩はすんなよ」


「なっ!喧嘩なんてしぃひんわ!無傷で送り届けたるわ!」


いや、すでに喧嘩腰だから。


それがダメだってきっと気づいてないんだろうな。


禅はバカだからな〜。


「瑠依、お前はこいつと一緒に行け」


「えっ、で、でもお姉ちゃんと…」


泣きそうな顔で訴えている姿はとても可愛くて。


さすがに可哀想と思い、助けに入ろうと思ったが、史音に止められてしまった。


「依亜は黙ってろ」


黙ってろって…。


私の立場ないじゃん。


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