続・銀髪姫と不良幹部
「私はいつも史音を先に頼ってるよ。…誰よりも早く」


族のこととかは結構雄吾に相談はしてるけど。


そんなこと言ったら怖いから黙ってるけどね?


「っ…その顔反則…っ」


「ん?」


いきなり手で顔を覆い隠したと思ったら…反則?


私、今どんな顔してるの?


…とりあえず放置しよう。


まだ言い足りないし。


「いつもさ、史音は私が隠していることをすぐに見つけちゃうんだ」


留学の時もそう。


隠してたのに、ちょっとしたことでバレて見つかって…。


史音にしか本当の私を見つけられないんじゃないかな?って思うこともある。


それくらい、すぐに見つかっちゃう。


悔しいけど、嬉しいって思いもあったんだ。


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