続・銀髪姫と不良幹部
ここはやっぱり…。


ちらりと右隣の部屋を見る。


あそこしかないね。


これも総長しか知らない秘密の通路。


いや、秘密の意味もあまりないと思うけど。


ま、秘密にしてたからこそ、今こうして使えてるわけだけど。


隣の部屋はいわゆる総長の物置部屋となっている。


私はそんなに置いてないから、あんまり荷物はないんだけどね。


みんながいろいろ持ってくるから、みんなの物の方が多かったりするし。


さてと、みんなが来たらバレるし、早く隣に移ろうかな。


「…ん?あれって…」


壁にキレイにかけられているパーカー。


それは私が月影としてきていたフード付きのパーカーだった。


この1着だけはここに置いて行ったんだよね〜。


ちゃんと置いてくれてたんだ…。


それが嬉しかったりして。


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