続・銀髪姫と不良幹部
「舐めやがって!!俺たちが本気なの見せてやれ!!」


「うおぉぉおぉお!!」


軽く20人はいるだろう。


一気に向かってきた男達を、月影は笑いながら動かずにいた。


「月影さんっ!危ない!!」


「危なくないですよ」


「そうやで?危ないんはあちらさんや」


副総長である雄吾と幹部の禅の言葉に、頭にハテナを浮かべる男。


「あいつは最強なんだ。雑魚が適う相手じゃねぇよ」


史音の言葉に、男は〝仲間ってこんな感じなんだ〟と実感した。


そして、未だに笑っている月影に視線を向けた。


「昔からお前はムカつくだよぉおぉぉ!」


どうやら男達の中に、月影が嫌いな男がいたみたいで叫びながら向かっていく。


それでも月影は笑うのをやめない。


それがムカついたのか、男は拳を振り下ろす。


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